理系総合

児童用抜毛症尺度の簡体字中国語版児童回答・保護者回答形式の異文化適応と初期心理測定学的評価

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 06:18:58 ID:SYS00000

要旨
背景 児童用抜毛症尺度には、毛抜き行動の重症度および苦痛/機能障害を評価する、対応した児童回答版(TSC-C)と保護者回答版(TSC-P)がある。本研究では、両版を簡体字中国語に翻訳して文化的に適応させ、中国本土の臨床サンプルにおいて測定特性を評価した。
方法 7~14日後の再検査を伴う本横断的心理測定研究では、2025年1月から2026年6月までに、復旦大学附属小児病院の精神科・心理科(127例)および皮膚科(53例)を通じて、8~17歳の参加者180例を登録した。診断は児童精神科医が確認した。適応過程には、順翻訳と逆翻訳、若年者8名および養育者6名を対象とする認知デブリーフィング、ならびに専門家による検討を含めた。構造的妥当性、内的一貫性、構成概念妥当性および既知集団妥当性、回答者間の対応、再検査信頼性を評価した。
結果 対応する12項目対の項目レベル内容妥当性指標は0.875~1.000であり、尺度レベル平均指標は0.958であった。一次元モデルの適合度は低かった一方、相関を仮定した二因子モデルは、両版において重症度と苦痛/機能障害が別個の領域であることを支持した。標準化因子負荷量はTSC-Cで0.47~0.85、TSC-Pで0.48~0.75であった。クロンバックのα、順序尺度α、マクドナルドのωは、それぞれ0.68~0.86、0.74~0.90、0.69~0.86であった。収束的妥当性に関する16件の推定値のうち15件では、95%信頼区間が予想された方向でゼロを含まなかった。TSC-Pの重症度は、CGI-Sで評価した全般的重症度との関連が弱かった。既知集団間の効果は、TSC-P(ε²=0.01~0.03)よりもTSC-C(ε²=0.10~0.12)で大きかった。児童・保護者間の相関は0.30~0.49であった。安定性基準を満たした参加者71例における級内相関係数は、TSC-Cで0.91~0.96、TSC-Pで0.94~0.95であった。
結論 本研究の知見は、簡体字中国語版TSC-CおよびTSC-Pを二領域として解釈することを支持する。特に苦痛/機能障害および既知集団の弁別について、TSC-Cを支持するエビデンスがより強かった。重症度と苦痛/機能障害は別々に報告し、児童と養育者による報告は、より包括的な臨床評価を構成する相補的要素として解釈すべきである。

https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-10914764/v1