1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:53:49 ID:SYS00000
炎症性腸疾患(IBD)は世界的に増加しており、その発症率を低下させる予防戦略の開発が必要とされている。生理機能の日周期である概日リズムは、臨床研究と実験室研究の双方においてIBDへの関与が示されている。本研究では、概日リズムを改善する12時間の時間制限給餌(TRF)が大腸炎を軽減し得るかどうかを、疾患モデルマウスを用いて検証した。その結果、TRFは大腸炎の有害な影響からマウスを保護し、時計、細胞増殖、バリア機能に関連する転写産物の律動的発現を増強することが明らかになった。TRF下のマウスでは、疾患症状の軽減、微生物叢の変化、炎症性組織損傷の減少が認められた。これらの効果は時計依存的ではなく、概日リズムを欠くBmal1変異体における大腸炎もTRFによって改善した。しかし、この条件下でのトランスクリプトーム変化は、時計遺伝子が野生型の対照群で認められたものとは異なっていた。以上のデータは、IBDに対する12時間TRFの臨床応用を支持するとともに、大腸炎の改善に伴う時計依存的変化と栄養依存的変化を明らかにするものである。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.747868