理系総合

マウス卵母細胞のバルビアニ体は成長卵胞内で再構築されて細胞小器官の選別を継続し、分散時に核の位置へ影響を及ぼす

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:40:43 ID:SYS00000

ミトコンドリアや細胞小器官に富む普遍的な卵母細胞構造であるバルビアニ体(Bb)は、接合糸期に形成されるが、その成長様式と挙動は動物群によって異なる。マウスのBbは卵胞形成前の卵形成過程で形成されるが、下等脊椎動物の卵母細胞に見られる長寿命のBbとは異なり、原始卵胞期およびそれ以降も存続するかどうかは不明である。本研究では、ミトコンドリア選別と細胞小器官の品質管理を促進すると想定されてきたマウスのBbが、成長中のマウス卵胞内で再構築されることを報告する。再構築されたBbは、元のBbと同様に、単一の微小管形成中心(MTOC)を核として組織化され、その周囲をミトコンドリア、ゴルジ体、小胞体、エンドソームが取り囲む。したがって、マウス卵母細胞には、休止状態によって活動が一時停止するものの、それ以外の点では原始卵胞のBbやゼブラフィッシュおよびアフリカツメガエルの卵母細胞におけるBbにより近い性質を持つBbが存在する。マウスのBbは最終的に、そのMTOCが核周囲領域から卵母細胞皮質へ移動するのに伴って分散する。この移動は、核を卵母細胞の中心へ再配置する微小管とアクチンの拮抗する力によって駆動される。Bbは卵母細胞の成長中に再構築され、ミトコンドリアおよび細胞小器官の品質管理における機能を完了するまで存続すると考えられる。

https://doi.org/10.64898/2026.09.02.748954