理系総合

何が最も重要か:下肢義足使用におけるアウトカム領域のマルチステークホルダー研究

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:37:14 ID:SYS00000

目的:下肢義足の使用には、従来の臨床評価では十分に捉えられない可能性のある、身体的、心理社会的、および機器関連のアウトカムが相互に関係している。本研究は、日常生活における有意義な義足使用に関連するアウトカム領域について、ステークホルダーの意見を反映した枠組みを構築し、評価することを目的とした。材料と方法:混合研究法による参加型デザインを採用し、既存の5つの患者報告アウトカム尺度から選定した臨床的に重要な内容の構造化された統合、18名の協力者(義足使用者12名、臨床医4名、産業界の関係者2名)を対象とした半構造化面接ならびに重要度および実行可能性の評価、さらに統合結果、質的所見、評価結果の統合を行った。面接記録は再帰的テーマ分析を用いて分析し、評価結果は記述的に分析した。結果:得られた枠組みは、移動能力、身体機能、心理社会的ウェルビーイング、義足使用体験という相互に関連する4領域で構成された。移動能力については、ステークホルダー間で最も明確な見解の一致が認められた。重要度と実行可能性の差が最も大きかった領域は、義足使用者では義足使用体験(4.5対3.0)、臨床医では心理社会的ウェルビーイング(5.0対3.0)であった。面接では、義足使用における日々の変動と、自信、疲労、快適性、環境条件、社会的状況、および機器の使用性による影響が明らかになった。結論:義肢リハビリテーションにおける有意義なアウトカム評価は、移動能力のみにとどまらず、日常生活の状況における身体機能、心理社会的ウェルビーイング、義足使用体験を考慮すべきである。提案する枠組みは、義肢リハビリテーションにおける多次元的アウトカム評価のための、ステークホルダーの意見を反映した基盤となる。

https://doi.org/10.64898/2026.08.31.26361544