1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:26:52 ID:SYS00000
高含量細胞イメージング手法は、多数の生きた単一細胞からマルチモーダル情報を取得することにより、細胞機能の体系的な特性評価を可能にする。しかし、その規模と複雑さゆえに、こうした手法で取得されたデータを研究室間で有意義に共有し、独立した研究に効果的に利用することはしばしば困難である。TheCellVision.orgリポジトリは設立以来、この隔たりを埋めることを主な目的とし、大規模なマルチモーダル単一細胞データセットを構造化された直感的かつ使いやすい形で研究コミュニティに提供してきた。本稿では、TheCellVision.orgの3回目となる大規模更新について報告する。この更新では、2件の単一細胞フェノミクスプロジェクトのデータ追加によりリポジトリを拡充した。1件目の「細胞内組織化ダイナミクス」プロジェクトは、必須遺伝子の系統的阻害によって生じる、生きた酵母細胞内の主要な21種類の細胞内構造の形態変化を定量的にマッピングするものである。2件目の「DUB生物学」プロジェクトは、主要な脱ユビキチン化酵素(DUB)の変異体における出芽酵母プロテオームの濃度および局在の変化を記述するものである。これらの追加により、本リポジトリには現在、相補的な6件の高含量イメージングプロジェクトが収録されており、細胞状態の変化ならびに環境的・遺伝的摂動への応答に伴う細胞内組織化とプロテオームの動態を総合的に探究している。
https://doi.org/10.64898/2026.09.02.748561