1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:18:34 ID:SYS00000
空気中環境DNAは生命樹全体にわたる生物多様性を捉え得るが、試料のバイオマスが少ないため、迅速かつ非標的な検出は技術的に困難である。本研究では、45分間の空気採取、ナノポアシーケンシング、リアルタイム分類群解析を組み合わせ、3時間以内に結果を生成可能なショットガンメタゲノム解析ワークフローを構築した。ロンドン自然史博物館の野生生物庭園における1年間の毎週の採取を含む、ロンドン市内13地点の77試料から、細菌、菌類、植物、動物にまたがる1,916種を検出した。生物群集は空間的および季節的に変動し、春の植物優占から、夏の子嚢菌優占、晩秋および冬の担子菌優占へと移行した。植物由来リードの存在量は風上側の植生とともに増加し、空気中のシグナルと周辺生息環境との関連が示された。目録に記載された庭園植物の検出は、参照配列の利用可能性、散布生態、植物体の大きさ、採取装置からの距離に左右された。以上の知見は、空気中ショットガンメタゲノム解析が、時空間にわたる迅速で反復可能かつ拡張性の高い生物多様性評価の基盤となることを示す。
https://doi.org/10.64898/2026.08.31.747859