1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:17:40 ID:SYS00000
社会的行動は生存に不可欠であり、生涯を通じて劇的に変化する。青年期は、社会的新奇性の探索がピークに達した後、成体期に向けて低下する重要な発達時期である。青年期はまた、余剰シナプスが除去されることで神経回路が顕著に精緻化される時期でもある。この神経回路の成熟を支える重要な機構の一つが、古典的補体シグナル伝達カスケードを介したミクログリアによるシナプス刈り込みである。しかし、社会的新奇性選好を支える神経回路に対するミクログリアの刈り込みが、青年期におけるこの行動の推移をどのように形成するかは、依然として不明である。これを検討するため、雄マウスの外側中隔(LS)に好中球阻害因子(NIF;CD11b/C3受容体へのリガンドの接着を阻害する)を注入し、青年期におけるミクログリアの補体依存的刈り込みを遮断した。LSは、社会的新奇性選好を支える社会行動回路の重要な結節点である。その結果、青年期にLSへNIFを投与すると、対照のPBS投与と比較して、既知の個体がいる区画よりも新奇個体がいる区画への選好が増加した。LSへのNIF投与は、明暗箱試験における不安様行動にも社会性にも影響を及ぼさなかった。また、PBS投与と比較して、LSにおける免疫関連遺伝子の発現を低下させた。これらのデータは、LSにおける補体依存的なミクログリアのシナプス除去が、社会的新奇性選好の発達的推移に重要であるという仮説を支持する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.747845