理系総合

南極の氷損失モデリングにおける棚氷融解速度分布の重要性

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:15:42 ID:SYS00000

海洋に起因する棚氷底面の融解は、南極の氷損失の主要因である。この融解の規模が氷床の将来的な発達をモデル化する際に考慮すべき重要な要素であることは広く知られており、棚氷については総融解体積や平均融解速度の値がしばしば示される。一方、融解分布のより詳細な特徴には、通常それほど注意が払われていない。本研究では、氷床要素と海洋要素の双方で非構造三角形メッシュを採用し、海洋循環と氷流の重要領域を解像する際の柔軟性を高めたÚa-FESOMのような結合モデリング枠組みを使用すべきであると論じる。南極全域の観測から導出された棚氷底面融解速度、および独立した氷床モデリングで用いられる種類の単純な深度依存パラメータ化との相関を評価することで、モデル出力を検証する。総融解体積とは独立に、融解分布がモデル化された氷流に大きな影響を及ぼし得ることを示し、両要素におけるメッシュ解像度の役割を検討する。本研究の結果はÚa-FESOMのような設定の必要性を実証しており、融解分布とモデル解像度の違いにより、氷床応答の初年度に10%の差が生じることを示す。

https://doi.org/10.31223/x59v3z