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リアルタイム近赤外イメージングによる肺炎球菌の鼻咽頭定着と誤嚥の識別、および重症化の引き金としての誤嚥の同定

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:15:25 ID:SYS00000

要旨 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)は鼻咽頭に無症候性に定着するが、下気道へ侵入して、特に高齢者において生命を脅かす疾患を引き起こすことがある。しかし、経鼻接種後に細菌が最初に沈着する部位が疾患の進行を左右するかどうかは、これまで直接検討されていない。本研究では、インドシアニングリーン(ICG)で標識した肺炎球菌TIGR4を用いる近赤外(NIR)蛍光イメージング法を開発し、感染初期の細菌分布をリアルタイムで可視化した。遺伝的または化学的改変を伴わない単純な混合によるICG標識は、33℃および37℃での細菌増殖を損なわず、酸耐性も変化させなかった。感染開始後10分間の連続動画撮影により、細菌が鼻咽頭に限局するパターン(定着)と、下気道へ吸引されるパターン(誤嚥)という2つの異なる様式が明らかになった。カプラン–マイヤー解析では、高齢マウスに用いた接種量が10分の1であったにもかかわらず、誤嚥群では若齢マウス(ハザード比=7.9)と高齢マウス(ハザード比=8.4)の双方で死亡率が著しく高く、死亡は3日目から始まった。24時間後の血液をRNAシーケンシングおよび血漿プロテオミクスにより全身的に解析した結果、高齢マウスにおける早期の誤嚥は、炎症および造血プログラムの活性化、補体・凝固カスケードならびに貪食経路の富化と関連していた。以上の知見は、下気道への誤嚥が重症肺炎球菌感染症の引き金となることを示すとともに、感染初期の動態と宿主の全身応答を関連付ける手法として、リアルタイムNIRイメージングを提示するものである。

https://doi.org/10.64898/2026.08.21.746383