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ドナーヒト母乳における抗ウイルス作用を有するビフィズス菌由来リポタンパク質の検出

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:14:01 ID:SYS00000

背景:B群コクサッキーウイルス(CVB)は、1型糖尿病の発症誘発に関与する。遊離ビフィズス菌由来リポタンパク質(BLp)は、CVBによる細胞感染を阻止する。本研究の目的は、母乳中のビフィズス菌から放出された可能性のある遊離BLpを分離し、その生体利用能を明らかにすることである。方法:出産後2週間以内に病院のバイオバンクへ提供されたドナーヒト母乳(DHM)試料について、Bifidobacterium breveおよびB. longumをqPCRで定量した。BLpをCV B4上に捕捉し、SDS-PAGEおよび競合ELISAで解析した。DHMとの接触後、Caco-2単層を通過するBLpの輸送を追跡した。抗CV B IgAの力価測定はELISAで実施した。結果:登録された提供者90人のうち7人を除外し、68人が単一試料を、15人が複数試料(2~12検体)を提供した。単一DHM試料のそれぞれ93.0%および32.8%から、B. breveとB. longumが検出された。複数回提供群では、両菌種の菌数は不安定であった。量には大きなばらつきがあったものの、BLpは容易に検出された。B. longum自体が存在しない場合にも、遊離B. longum由来Lpが認められた。BLpは4時間以内に細胞層を通過し、その後もCV B4への結合能を保持していた。結論:DHMには、腸管を模倣した細胞層を通過した後もCV Bへの結合能を保持するBLpが含まれていた。この結果は、新生児がCV B4感染に対する全身性防御を獲得し得ることを示唆するが、さらなる検討が必要である。

https://doi.org/10.64898/2026.07.21.739262