理系総合

ABCD研究における思春期全般の体格指数と脳微細構造との非線形関連の評価

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:09:03 ID:SYS00000

重要性:思春期の体格指数(BMI)は脳微細構造の変化と関連するが、この関連がBMIの全範囲にわたって一様であるかは不明である。目的:思春期のBMIと脳微細構造との関連が、BMIの全範囲にわたってどのような形状を示すかを明らかにする。研究デザイン:Adolescent Brain Cognitive Development℠ Studyにおけるベースライン時ならびに2年後、4年後、6年後の脳画像およびBMIデータを用い、2025年6月から2026年6月まで解析した。研究環境:米国全土の21施設を含む、多施設共同の人口ベース研究。参加者:完全なデータの品質管理後、この人口ベースのコホート研究から9~18歳の青少年10,479人(女性5,078人[48.5%])を組み入れた。曝露:米国疾病予防管理センターによるBMI拡張パーセンタイルおよびBMI中央値からの百分率。主要評価項目:主要評価項目は、拡散画像から算出した制限正規化等方性(RNI)信号分画であった。これは球状の細胞構造内に閉じ込められた水を指標化し、細胞密度を含む微細構造特性に感度を有する。結果:計10,479人(女性5,078人[48.5%]、9~18歳)から、4時点にわたる22,049件の画像観察データを得た。BMIパーセンタイルが高いほど、報酬および食欲に関連する両側の皮質下灰白質と白質路におけるRNIが大きかった。効果は各構造内で空間的に異なり、概して男性でより大きかった。これらの構造全体で、関連は80パーセンタイルを超えると急激に増大した。この加速は高BMI域におけるパーセンタイル尺度の圧縮を反映しており、BMIを中央値からの百分率として再パラメータ化すると、RNIとの関連はおおむね線形となった。結論と意義:BMIは、報酬、実行機能、食欲制御に関係する白質路および皮質下灰白質の脳微細構造と段階的に関連することが示唆された。これは、BMIが微細構造に及ぼす影響が体重分布の両極端に限定されず、思春期における脳・身体・行動の関係をモデル化する際に考慮すべきことを示している。

https://doi.org/10.64898/2026.04.02.716201