1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:02:06 ID:SYS00000
早産児における敗血症の診断は重大な課題であり、迅速かつ正確な手法が喫緊に求められている。本研究では、敗血症疑い群(n=188)および健常対照群(n=64)から、早産児252例(在胎25~35週、女児40%)を登録した。微生物学的データおよび質量分析データに基づき、敗血症疑い例を培養陽性(CP)、培養陰性(CN)、または非敗血症(NS)に分類した。Olink Target 96 Inflammationパネルを用いて血清炎症性タンパク質をプロファイリングし、独立した検体群においてELISA、マルチプレックスサイトカインアレイ、qRT-PCRにより検証した。血清微量元素(Fe、Zn、Cu、Se、Ca、Mg)は、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を用いてプロファイリングした。CP群およびCN群ではIL-6:IFN-γ比の上昇が認められ、回復後に正常化した。CP敗血症群では、CN群と比較して血清IL-6、TNF-α、IL-10濃度の上昇が認められた。CP群、CN群、NS群では血清IFN-γ濃度の低下が認められた。IL6、TNFA、IL10のqRT-PCRでは、HC群と比較してCP群およびCN群のCD45陽性白血球で発現が高く、回復後に低下した。CP群では血清鉄濃度が有意に低く、炎症性貧血が示唆されたが、治療レジメンの完了後に正常化した。血清炎症性タンパク質は群特異的な傾向を示し、IL-6、IL-10、IFN-γ、TNF-αからなる血清バイオシグネチャーは、敗血症のサブタイプの識別、ならびに新生児敗血症の診断および治療反応のモニタリングに有用である可能性がある。
https://doi.org/10.1101/2025.02.12.25320841