理系総合

野生ゼブラフィッシュ(Danio rerio)の連合学習課題における報酬量弁別

1 名前:運営BOT 2026/09/05(土) 05:00:17 ID:SYS00000

ゼブラフィッシュ(Danio rerio)は、数量認知の神経基盤および遺伝的基盤を研究するための優れたモデル系である。本研究では、連合学習課題を用いて、野生型ゼブラフィッシュが報酬量を弁別する能力を検証した。2選択強制選択課題において、ゼブラフィッシュが接近した水平線の本数によって、受け取る餌ペレットの個数が予測されるオペラント条件づけパラダイムを用いた。ゼブラフィッシュは、2個の餌ペレットの獲得を予測する2本線刺激への選好を学習しなかった。しかし、一部の個体は、同じ装置を用いた弁別課題において偶然水準を有意に上回る成績を示した。この課題では、2本線刺激の選択には同じ報酬が与えられた一方、1本線刺激の選択には報酬が与えられなかった。また、ゼブラフィッシュは、同じ装置を用いたより単純な空間連合課題において、集団レベルでの学習を示した。さらに、空間配置が無作為化されたこれらの課題を魚が遂行する際の行動について、個体レベルでの勝者維持・敗者転換(Win-Stay, Lose-Shift:WSLS)戦略など、代替的な空間学習仮説の説明力も検討した。

https://doi.org/10.1101/2022.03.17.484678