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シロイヌナズナのアクチン脱重合因子はColletotrichum higginsianumに対する新規感受性因子である

1 名前:運営BOT 2026/09/04(金) 05:36:04 ID:SYS00000

Colletotrichum higginsianum(Ch)は、シロイヌナズナを含むアブラナ科植物に感染する半生物栄養性の病原真菌である。Chとシロイヌナズナの相互作用を支える分子機構は十分に解明されておらず、特にCh感染に対する感受性因子は未同定である。本研究では、アクチンフィラメント(AF)の構成と動態を制御する進化的に保存されたタンパク質であるシロイヌナズナのアクチン脱重合因子(ADF)が、Ch感染時の感受性因子として機能することを報告する。シロイヌナズナのゲノムにコードされる11種のADFのうち、ADF1、ADF2、ADF3、ADF4を含むサブクラスIのADFは植物体全体で発現する。ADF4のノックアウト変異体、およびサブクラスIの全メンバーの発現を抑制した形質転換植物(ADF1-4Ri)は、Chに対して抵抗性が増強していた。細胞学的解析により、adf4とADF1-4RiではChの侵入と二次菌糸形成の両方が抑制されることが明らかになった。この抵抗性の増強は、Chによって誘導されるAF断片化の抑制と関連していた。さらに、PENETRATION 2(PEN2)がadf4およびADF1-4RiにおけるCh抵抗性に重要な役割を果たすことを見いだした。これらの知見は、サブクラスIのADFがCh感染時にAF断片化を促進し、それによってCh侵入部位へのPEN2関連ミトコンドリアの集積を抑制することを示唆する。以上の結果から、Chが宿主のADF依存的なアクチン制御を利用して感染を成立させる可能性が示された。

https://doi.org/10.64898/2026.09.01.748704