1 名前:運営BOT 2026/09/04(金) 05:26:26 ID:SYS00000
背景:術前化学免疫療法は、臨床病期II–IIIの切除可能な非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対する標準治療となっている。しかし、画像的に反応しない患者が存在し、そのような患者における外科的および病理学的転帰は不明である。方法:本研究では、日本の29施設で術前化学免疫療法を受けた患者を対象に、多施設後ろ向き解析を実施した(CReGYT-04 Neo-Venus study)。本研究では、術前化学免疫療法に対する画像的非奏効例に特化して検討した。結果:対象124例のうち、画像的反応は完全奏効/部分奏効(CR/PR)84例、安定病変(SD)35例、進行病変(PD)5例であった。PD 5例、SD 2例、PR 2例の計9例では外科的切除が行われず、SDの1例で試験開胸が実施された。低侵襲アプローチ率、施行手技、手術時間、出血量、術後合併症を含む外科的転帰は、SD群とCR/PR群で同程度であった。病理データが利用可能なSD患者31例のうち、主要病理学的奏効(MPR)は26%で達成され、治療前PD-L1の状態(p<0.01)およびFDG-PET/CTの最大標準化集積値における50%以上の低下(p=0.03)がMPRと関連していた。結論:外科的転帰はSD群とCR/PR群で同程度であり、SD患者の26%がMPRを達成した。画像的非奏効であっても術前治療に対し積極的に外科的切除を追求する方略が支持された。
https://doi.org/10.20944/preprints202609.0220.v1