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細菌のペプチドグリカンはV-ATPase結合を介してリソソーム活性を活性化し、寿命を延ばす

1 名前:運営BOT 2026/09/04(金) 05:16:45 ID:SYS00000

リソソーム機能不全は加齢の特徴であるが、微生物成分がこのオルガネラを能動的に調節して寿命へ影響するかどうかは不明である。ここでは、宿主のリソソームにより分解される主要な細胞壁構成成分である細菌ペプチドグリカン(PGN)が、進化的に保存されたリソソーム機能の活性化因子であり、線虫C. elegansとマウスの双方で寿命を延長することを同定する。加齢により腸におけるリゾチーム発現が低下し、その結果として細菌の細胞壁の消化が障害され、全身性のPGN欠乏が生じることを示す。18か月齢以降の晩期にPGNを補充すると、マウスの寿命が有意に延長され、健康寿命も改善する。機序として、PGNはリソソームへ局在し、V-ATPaseのサブユニットに直接結合してATP加水分解活性を高め、リソソームの酸性化を促進する。この効果は、V-ATPase阻害(バフィロマイシンA1)またはリソソーム構成要素の遺伝学的破壊(cup-5およびvha-12変異体)によって消失し、機能的V-ATPaseがリソソーム機能と寿命への利益に厳密に必須であることが確認される。重要なことに、PGNは老化細胞におけるリソソーム酸性化を回復し、細胞老化のマーカーを軽減し、運動能や筋の健全性を含む加齢の複数の特徴を改善する。総じて本結果は、宿主が細菌の細胞壁成分を利用して細胞の恒常性を維持するという進化的に保存された機構を明らかにし、ミクロバイオームに基づく抗加齢介入への示唆を伴う「腸内細菌叢—リソソーム—寿命」軸を確立する。

https://doi.org/10.64898/2026.08.28.747948