導入:多発内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、かつて多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と呼ばれていた、生殖可能年齢の女性にみられる一般的な内分泌疾患である。生殖機能および代謝の障害に加えて、PMOSは心理的な健康状態と生活の質を悪化させる。利用可能な治療選択肢があるにもかかわらず、臨床症状と妊孕性の転帰の両方を改善する安全で有効な治療法が必要とされている。
目的:VAMHAおよびMYRHA錠の併用療法を、標準的な非ホルモン療法と比較し、規則的な月経の回復に対する有効性を検討する。副次目的として、排卵、月経症状、多嚢胞性卵巣の形態、ホルモンおよび代謝パラメータ、人体計測指標、皮膚症状の評価を行った。
研究デザイン:オープンラベル、無作為化、多施設、前向き比較臨床研究。
方法:PMOSの71例の女性を、群A(n=37)または群B(n=34)に無作為割付した。群AはVAMHAおよびMyrha錠を各2錠ずつ投与した。一方、群Bはメトホルミン500 mg+ミオイノシトール600 mgを1錠として1日2回、180日間投与した。データは症例報告書に記録した。統計解析:連続変数は平均と標準偏差で要約し、カテゴリ変数は度数と割合で示した。カイ二乗検定を含む適切な統計検定を用いた。p値≤0.05を有意とした。
結果:群Aでは群Bより規則的な月経周期を達成した参加者が有意に多かった(31 vs 22;p<0.05)。排卵は群Aの16例でみられ、群Bでは6例であった(p<0.05)。両群とも月経不順および関連症状が有意に改善した。抗ミュラー管ホルモン(AMH)、空腹時インスリン、体格指数(BMI)の有意な低下が両群で認められた(p<0.05)。多嚢胞性卵巣形態の消失は、群Aで13例(38.23%)、群Bで10例(33.33%)であった。両治療はいずれも忍容性が良好で、大きな安全性上の懸念は認められなかった。
結論:VAMHAおよびMyrhaの併用療法は、標準的な非ホルモン療法よりも月経の規則性と排卵の改善に優れていた。さらに、代謝、ホルモン、および超音波所見において好ましい結果をもたらし、PMOSの包括的な管理と妊孕性向上のための安全で有効な選択肢となり得ることが示唆された。
https://doi.org/10.64898/2026.08.20.26360875