背景:我々はスイスの小児病院における電子健康記録(EHR)由来の身体計測データを用い、成長参照値を評価し、パーセンタイル曲線を推定した。
方法:我々は7つのスイスの小児病院から抽出されたEHRを受領し、2つのサンプルを解析した。すなわち、身長、体重、BMI(体格指数)、または頭囲の記録があるすべての子ども、ならびに、成長に影響する可能性のある疾患をもたない子どもに限定したサブサンプルであり、一般集団を代表するように重み付けした。平均zスコアは、2011年にスイスで採用された世界保健機関の成長参照(CH-WHO 2011)と、現在のスイスの成長参照(Swiss 2026)に基づいて計算した。サブサンプルにおいて、性別特異的なパーセンタイル曲線を、位置・尺度・形状に対する一般化加法モデルを用いて推定した。
結果:我々は、身長213,868人、体重448,002人、BMI209,244人、頭囲67,397人を含めた。全児サンプルにおける平均zスコアは(CH-WHO 2011;Swiss 2026)として、身長(0.10;-0.19)、体重(0.16;-0.09)、BMI(0.04;-0.07)、頭囲(-0.28;-0.28)であり、サブサンプルでは、身長(0.34;0.00)、体重(0.27;0.01)、BMI(0.18;0.05)、頭囲(0.04;0.01)であった。サブサンプルにおける女児と男児の身長、体重、BMI、頭囲の50パーセンタイルは、概ねSwiss 2026のそれに近く、乳児期および思春期では3パーセンタイルと97パーセンタイルがやや広かった。
結論:身長、体重、BMI、頭囲のパーセンタイルはスイスにおけるSwiss 2026の成長参照値と良好に一致し、病院EHRが将来の成長参照値に寄与し得ることを示した。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.26361619