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ヒト骨細胞はMHCクラスIIを発現し、細菌感染時に非古典的抗原提示細胞として機能する

1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:44:01 ID:SYS00000

骨細胞は骨内で最も豊富な細胞であり、骨リモデリングや炎症性シグナル伝達における役割だけでなく、免疫応答に関与しうる可能性についてもますます認識されている。本研究では、急性に黄色ブドウ球菌へ曝露したヒト原発性骨細胞様細胞の利用可能な遺伝子発現データセットを調べ、抗原処理および提示に関連する主要遺伝子の有意な誘導発現を同定した。次に、成熟した骨芽細胞前骨細胞段階を代表する、ヒト骨片培養由来の骨芽細胞系細胞が、予想通り主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスIの高い細胞表面発現に加えて、MHCクラスIIファミリーのメンバーであるHLA‑DRの低い基礎発現を示すことを確認した。しかし、共焦点イメージングにより、リソソームコンパートメント内でMHCクラスII分子と、ペプチドロード用シャペロンであるHLA‑DMの高い発現が観察され、典型的な抗原処理機構と一致した。成熟骨細胞表現型への分化はMHCクラスIIタンパク質の増加をもたらし、細胞内HLA‑DMの発現は維持された。成熟骨細胞様細胞をS. aureusに曝露すると、細胞内および細胞表面の両方でMHCクラスII発現はさらに上方制御された。抗原提示細胞としての機能を示すものとして、S. aureus曝露骨細胞は自己(同種)由来のCD4+ T細胞の増殖を誘導した。さらに、骨関節周囲感染症患者から採取した骨で骨細胞におけるMHCクラスII発現が検出され、これらの機構が生体内でも作動していることが示された。以上の結果から、本研究はヒト骨細胞が細菌刺激に応答して、誘導的にMHCクラスII関連の抗原提示を行いうることを明らかにし、骨内における適応免疫の監視に対する骨細胞の新しい役割を示唆する。

https://doi.org/10.64898/2026.08.28.747728