1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:36:57 ID:SYS00000
Bruker timsTOF の取得では、密なネイティブ .d ファイルが生成され、高スループットではその保管、転送、アーカイブが実質的に大きな負担になる。そこで本研究では、Rust 製のオープンソースツール dnoise を提示する。dnoise は timsTOF フレームから点を直接除去し、ネイティブ互換の .d ディレクトリを書き出す。dnoise はイオンモビリティ次元にわたって両立するストリークを形成するイオンを保持し、フラグメンテーションの選択対象にならない信号に対して取得を考慮したゲートを適用する。ddaPASEF と diaPASEF にまたがる 3 種類のベンチマークで、5 分および 15 分勾配において、デフォルトの MS1 のみを用いるノイズ除去によりフレームのバイナリは 35〜53% 縮小した。ラベルフリー定量の精度は両モードで維持された。ddaPASEF のペプチドスペクトルマッチ、ペプチド、タンパク質グループ数は、検索された MS/MS スペクトルを変更しないため、想定どおり不変であり、diaPASEF の前駆体とタンパク質グループ数はわずかに変化したのみであった。すべてのテスト処理実行は、ベンチマーク用ワークステーション上で 69 秒以内に完了した。任意の MS/MS ノイズ除去ではより大きな削減が得られるが、いくつかの同定が数パーセント失われた。したがって、ネイティブな timsTOF フレームデータの相当量を、分析への変化をほとんど伴わずに削除できる。
https://doi.org/10.64898/2026.08.27.747603