1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:16:26 ID:SYS00000
背景:雑草防除は今日の農業における主要な課題の一つであり、とりわけ除草剤抵抗性集団の発生が増加していることが背景にある。なかでも問題の大きい種として Lolium multiflorum(L.)および Echinochloa crus-galli(L.)Beauv. が挙げられ、グリホサート抵抗性集団が報告されている。この状況において、グルホシネートアンモニウムはそれらの防除に代替手段として登場してきたが、その有効性は種や光合成代謝に依存して変動し得る。目的:本研究の目的は、葉の老化と光化学系II活性に関連する生理学的応答を解析することにより、ライグラス(C3)とイヌビエ(C4)のアンモニウムグルホシネートへの分化した感受性を評価することであった。方法:視覚的な障害、クロロフィル蛍光、アンモニウム蓄積を評価した。結果:結果は、種間で分化した応答があることを明らかにした。イヌビエでは症状の発現がより早く、光化学系IIの量子収率(ΦPSII)の低下がより大きかった。一方でライグラスでは老化の進行がより遅かった。これらの違いは、イヌビエの方がグルホシネートアンモニウムに対して高い感受性を示すことを示しており、その要因としてC4光合成代謝が関与している可能性がある。結論:グルホシネートアンモニウムの有効性は、光合成代謝のタイプと、各種が除草剤に誘導される酸化ストレスに対処する能力に依存すると結論づけられる。この情報は、グルホシネートアンモニウムの使用を最適化し、除草剤抵抗性の進化を遅らせることを目的とした管理戦略の開発に資する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.31.748356