1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:14:30 ID:SYS00000
組織再生には代謝資源の慎重な配分が必要である。しかし、組織損失量の違いに応じて生体がこの配分をどのように調整するのかは、十分に理解されていない。ここでは、再生に伴う代謝応答が固定的ではないことを示す。損傷の大きさが、局所と個体全体の双方のレベルで、グルコースがどのように配分されるかを調節する。まず、尾部再生には、センチメートル規模の組織を再生しうるサンショウウオであるアホロートル(Ambystoma mexicanum)におけるグルコース代謝が必要であることを実証する。次に、小規模または大規模な尾部損傷から再生しているアホロートルにおいて、陽電子放出断層撮影/磁気共鳴画像(PET/MRI)と放射標識グルコース類似体[18F]FDGを用いて、グルコース取り込みをマッピングした。グルコース取り込みは、非損傷の尾部と比べて再生中の尾部で上昇していた。再生の初期段階では、大きな損傷ほど小さな損傷より高いグルコース取り込みを誘導し、このことはより速い再生の伸長と相関した。さらに、大きな損傷は遠隔臓器でもグルコース取り込みを増加させ、全身的な代謝応答が示された。以上の結果は、損傷サイズに合わせて調整された代謝応答が、忠実な組織再生の基盤となることを示唆し、またPET/MRIが、大型の再生する脊椎動物における全身の代謝動態を調べるための強力な手法であることを確立する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.31.748065