1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:10:12 ID:SYS00000
実験室でのストレス課題は、急性ストレス反応性の個人差を評価するために広く用いられている。しかし、これらの反応が日常生活で経験されるストレスとどのように対応するのかはいまだ不明である。そこで本研究では、3か月にわたる生態学的瞬間評価(EMA)とモントリオール・イメージング・ストレス課題(MIST)を組み合わせ、健康な女性67名において急性ストレスおよび日常ストレスを評価した。日常ストレスにおける個人内変動の大きさは、平均的なストレス水準ではなく、ストレス関連の脳反応の総体的な強さと関連していた(b = 0.73, p = .039)。この関連は全脳レベルでみられ、とりわけ左右の尾状核で明瞭であった(rROI = .32, pcluster.FWE < .001)。日常ストレスの変動の大きさは、さらに、腹内側前頭前皮質(vmPFC)と頭頂部および後部の内側領域の間におけるストレス関連機能的結合の強さとも関連していた(pcluster.FWE < .001)。以上より、急性の神経ストレス反応は、個人が平均的にどれほどストレスを感じているかよりも、主観的なストレスの揺らぎとより密接に結びつくと結論づけられる。これは、実験室ストレス課題が平均的なストレス曝露とは異なる急性ストレス反応性を捉えていることを示唆する。したがって、急性ストレス反応の個人差を解釈する際には、これらの課題が何を測定しているのかを考慮することの重要性が強調される。
https://doi.org/10.64898/2026.08.26.747278