1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:04:31 ID:SYS00000
中和が困難な病原体に対するワクチンでは、複雑な投与レジメンを単回投与として簡素化できる技術が重要となり得る。ここでは、臨床的に関連するHIV免疫原製剤を噴霧乾燥して固体の球状微粒子を形成し、その後、原子層堆積(ALD)を用いてナノスケールのアルミナシェルで被覆した、コア・シェル微粒子からなる送達メカニズムを特徴付けた。ALD粒子は、アルミナシェルによりプログラムされた抗原放出の時間遅延を示し、その後に抗原の長時間放出が続くことで、注射部位と流入リンパ節において抗原提示細胞へ抗原を安定的に蓄積させ、さらにB細胞フォリクルにおける濾胞樹状細胞へ蓄積させた。ALDワクチンは、8週間にわたって抗原特異的胚中心B細胞の持続的な増大を誘導し、血清では抗原結合のオフレートが従来の強力なアジュバントを用いたボーラス投与よりも10倍以上遅くなり、長寿命形質細胞も2倍多かった。単回投与のALD技術は、HIVおよびその他の困難な病原体に対するワクチンで重要となる一次免疫応答の主要な事象を促進する。
https://doi.org/10.64898/2026.05.29.728600