理系総合

髄液凝集型α-シヌクレインの有無がある個体における皮膚リン酸化α-シヌクレイン(pS129-αsyn)

1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:01:45 ID:SYS00000

背景:皮膚セリン129リン酸化α-シヌクレイン(dermal-pS129-αsyn)は有望なバイオマーカーであるが、CNSにおける凝集型α-シヌクレイン(α-syn)に対する精度は不明である。CSF α-syn seed amplification assay(CSF α-syn SAA)によって決定した神経α-synに対するdermal-pS129-αsynの感度と特異度を検討した。

方法:パーキンソン・プレシジョン・メディシン・イニシアチブ(PPMI)に登録された、CSF α-syn SAAが陽性または陰性の個体において、直径3 mmの皮膚生検を3検体行った。dermal-pS129-αsynの盲検評価を実施した。生検領域のいずれかで、ps129-αsyn陽性の神経要素が1つ以上示されるセクションが1つ以上認められた場合、dermal-pS129-αsyn陽性(dermal-pS129-αsyn+)とした。

結果:サンプルは50名であった。PPMI登録コホートには、パーキンソン病(PD、n=11)、健康対照(n=5)、前駆期(RBD n=5、嗅覚低下 n=27、病的バリアントの非発現保因者 n=2)が含まれていた。CSF α-syn SAA陽性38例のうち30/38がdermal-pS129-αsyn陽性であり、CSF α-syn SAA陰性12例のうち6/12がdermal-pS129-αsyn陰性であった。感度と特異度はそれぞれ79%および50%であった。CSF α-syn SAA陽性で臨床診断としてPDとされた10例のうち7/10(70%)がdermal-pS129-αsyn陽性であった。dermal-pS129-αsyn陽性であったCSF α-syn SAA陰性6例のうち、3例はPPMIの健康対照(HC)コホートに登録され、残り3例は前駆期(嗅覚低下)例であった。

結論:CSF α-syn SAAに対する特異度の低さは、CNSの神経α-syn凝集のマーカーとしてdermal-pS129-αsynを用いることを妨げる。中枢および末梢コンパートメントにおけるα-syn凝集を評価する最適な方法を決定するため、今後の研究が必要である。

https://doi.org/10.64898/2025.12.17.25342090