導入 持続血糖モニタリング(CGM)は高所得国では標準的医療と考えられている。しかし、中低所得国でのCGM利用に関する公表エビデンスは限られている。本研究の目的は、低資源環境において1型糖尿病(T1D)をもつ人と介護者を対象に、CGM利用のユーザビリティ、受容性、実行可能性を評価することであった。
研究デザインと方法 ケニヤッタ国立病院で実施した前向き研究で、目的に基づいて、T1Dの管理を少なくとも6か月行っている年齢4〜25歳の者と、18歳未満の者の介護者を登録した。T1Dをもつ40名の若者が、自己血糖測定(SMBG)の代わりに3か月間CGMを使用した。システムユーザビリティ尺度(SUS)、受容性に基づく理論的枠組みによる質問票、糖尿病ストレス尺度(DDS)、血糖モニタリング満足度調査(GMSS)、および実行可能性調査を実施した。アウトカムはR統計ソフトウェアを用いて、平均、中央値、頻度を含め記述的に要約した。
結果 SUSスコアの中央値は98.8(IQR 92.5-100.0)であった。受容性は高く、GMSS総合スコアの中央値は3.73から4.73へ改善した。思春期と成人では、DDS総合スコアの中央値が1.54から1.36へ低下し、下記以外のすべての領域でスコアが減少した。増加したのは低血糖ストレスであり、医師のストレスは低いままであった。介護者では、DDS総合スコアの中央値が2.05(中等度ストレス)から1.90(低ストレス)へ低下した。思春期の管理および親子の関係に関するストレスが緩やかに減少し、個人のストレスはわずかに増加した。CGMのアクティブ装着時間の中央値は89%であった。
結論 本研究では、ユーザビリティ、受容性、実行可能性の各アウトカムにわたってCGMを包括的に評価し、その結果は、低資源環境における日常的な糖尿病管理へのCGM統合を支持するものであった。しかし、追跡期間が短いため、認識の変化や長期的な継続状況は捉えられない可能性がある。
https://doi.org/10.64898/2026.08.27.26361447