要旨/導入:心臓手術では、手術ストレス、心肺バイパス、低体温、血管作動薬による支持などによって駆動される、周術期の顕著で急速に変動する糖代謝異常が生じる。一方で、血糖モニタリングは依然として間欠的なポイントオブケア検査への依存が大きい。持続血糖モニタリング(CGM)はこの状況で評価されてきたが、証拠は方法論的に多様であり、心臓手術に限定して定量的統合を行った専用の研究はなかった。目的:成人の心臓手術の周術期において、CGMの精度、センサー信頼性、血糖効能をシステマティックにレビューしメタ解析する。方法:PRISMA 2020に従い、PubMed/MEDLINEおよびEmbaseを2010年1月から2026年8月まで検索し、周術期および集中治療におけるCGMの3つの既存レビューと照合した。適格基準を満たす研究では、平均絶対相対差(MARD)や誤差グリッド性能などのCGM精度、またはtime in range(TIR)が報告されていた。分散の指標が抽出可能な研究レベルのMARD値を、DerSimonian–Lairdのランダム効果モデルでプールした。結果:13研究(N=450;2012–2026)が適格基準を満たし、観察研究とランダム化試験が含まれた。5つの精度研究(N=189)を定量的に統合し、MARDは10.6%(95% CI、7.5–13.8%;I²=96.8%)であった。血管内/動脈内センサーは皮下デバイスを一貫して上回り(群間p<0.001)、不均一性の約91%を説明した。精度は低体温下のバイパス期に悪化し、術後に改善した。CGMガイド下の管理は、低血糖の増加なしにTIRを8.0–10.0パーセンテージポイント増加させた。結論:CGMは心臓手術において、臨床的に利用可能な補助的モニタリングを提供し、その性能はセンサーの種類とバイパス期の影響を強く受ける。CGMがポイントオブケア検査に置き換わる前に、より大規模で標準化された試験が必要である。
https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-10865116/v1