背景:海馬硬化(HS)は薬剤抵抗性の焦点てんかん(DRFE)の一般的な原因であり、外科的治療の対象となる。HSの検出はMRIに依存するが、困難を伴うことがある。7テスラ(T)の超高磁場MRIおよび自動化されたMRI後処理ツールは、HSの放射線診断を改善することが独立して示されている。しかし、これらのアプローチを組み合わせる試みは十分に検討されていない。本研究では、3T MRIを用いて開発されたHS検出ツールAID-HSが、7T MRIデータに一般化するかを評価した。
方法:てんかんセンター4施設から、HS患者23名、健常対照39名、疾患対照として焦点皮質異形成の個体23名を含む、ペア化された3Tおよび7TのT1強調MRIデータセットを収集した。利用可能な場合、病理組織学をHSの定義のゴールドスタンダードとし(n=7)、それ以外は放射線学的所見(n=16)を用いた。AID-HSを両磁場強度で取得した画像に適用し、HSの検出および側性化について感度と特異度を比較した。さらに、3Tと7Tにおける海馬の特徴の一致度を評価した。
結果:AID-HSの性能が3Tと7Tの間で異なるという証拠は認められなかった。一側性HSの検出感度は、3Tで63%(12/19)、7Tで68%(13/19)であった(McNemarの厳密検定 p=1.0)。対照における特異度は、3Tで97%(60/62)、7Tで100%(62/62)であった(p=0.5)。両側性HSは、特徴ベースの基準により4例中3例で正しく検出フラグが立てられ、対照において高い特異度が得られた。定量的な海馬特徴は、磁場強度間で中等度から良好な一致(ICC 0.70から0.98)を示し、体積および厚みの推定で小さな差が観察された。
結論:AID-HSは、多施設の7T MRIにわたり海馬硬化の検出と側性化に対して頑健な性能を示し、病変検出を強化する可能性を示した。今後は、7Tデータで学習したモデルが、画質の改善によってHS検出性能がさらに向上するかどうかを検証する必要がある。
https://doi.org/10.64898/2026.08.27.26356343