1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:21:18 ID:SYS00000
背景/目的:フローハーズ弓(AF)は、橈骨神経深枝(DBRN)の圧迫の可能性がある部位である。しかし、再現可能な巨視的基準を用いたAFと神経の直接的な空間関係の体系的分類はなされていない。本研究は、AF–DBRN関係の巨視的分類を開発し、その形態計測的相関を検討することを目的とした。
方法:ドナー29名から得たホルマリン固定上肢42肢を調べた。AF–DBRN関係は、タイプ0(直接接触なし)、タイプ1(神経の明らかな変形を伴わない直接接触)、タイプ2(直接接触に伴う巨視的DBRN変形)に分類した。2名の観察者が全標本を独立に分類した。DBRNの断面積(CSA)および、その外側-内側から前後径に対する比(ML/AP比)を、AFに対して3つのレベルで評価した。36肢において、中心-近位CSA比を算出した。
結果:タイプ0は12肢(28.6%)で同定され、タイプ1は14肢(33.3%)、タイプ2は16肢(38.1%)であった。観察者間一致は92.9%であり(重みなしCohenのκ=0.892、線形重み付きκ=0.918)、高かった。中心-近位CSA比は関係タイプ間で差を示した(H(2)=9.9、名目p=0.007)。中央値はタイプ2で最も高かった。AFの寸法と位置は、関係タイプと関連しなかった。
結論:提案した巨視的分類は観察者間一致が高いことを示し、AFおよびDBRNの従来の形態計測評価を補完する再現可能な枠組みを提供する。これは診断的分類ではなく解剖学的分類として位置づけるべきであるが、標準化された報告や将来の解剖学的・画像化・生体力学的・臨床的研究を支える可能性がある。
https://doi.org/10.20944/preprints202608.2285.v1