1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:21:01 ID:SYS00000
収穫後のヤム塊茎の剥皮は労働集約的であり、特に塊茎が不規則な形状をしている場合には、食用部分の損失が大きくなり得る。本研究では、加工中に局所的なヤム表面プロファイルに追従することを目的とした適応型スプリング押付け式剥皮機を開発し評価した。剥皮機は、往復動の切断ヘッド、独立して追従するばね押付けナイフ、二つのチャックによる保持配置、制御された角度インデクシングを組み合わせて構成される。機械は、直径50〜200 mm、長さ100〜600 mmの塊茎を対象に設計され、目標処理能力は240〜300 kg h−1とした。工学開発では、切削力の解析、動力伝達の設計、ばね定数の選定、構造の検証、試作、乾燥ヤム塊茎10個を用いた性能試験を含んだ。剥皮効率は89.9%から99.9%(平均94.65±3.61%)であり、剥皮損失は2.67%から5.91%(平均3.92±0.98%)であった。剥皮速度は41.76から51.92 mm s−1(平均44.94±3.04 mm s−1)であった。推定した機械の処理能力はおよそ270 kg h−1である。先行して報告されたヤム剥皮機と比べて、本試作機は食用部分の損失を比較的低く抑えつつ、高い剥皮除去を実現している。結果は、局所的な機械的追従と制御されたインデクシングにより、小中規模のヤム加工を改善できる可能性を示す一方、栽培品種、水分条件、運転設定範囲にわたって性能を確立するには、再現試験がなお必要である。
https://doi.org/10.20944/preprints202608.2281.v1