1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:19:12 ID:SYS00000
Al-Zn-Mg-Cu-Zr合金は航空宇宙用途で広く利用されているが、その強度は通常800 MPa未満にとどまっており、産業的需要の増大に対して不十分である。したがって本研究は、性能と微細組織の両面に対する熱処理の影響を調べることで機械特性の向上を目指す。本研究では、問題を解決するために実験的検討を行った。800 MPa級のAl-Zn-Mg-Cu-Zr合金を作製するために、合金の微細組織と特性に及ぼす異なる熱処理法の影響を調査した。その結果、単段時効中の硬さは二重ピーク特性を示し、Al-Zn-Mg-Cu-Zr合金のピーク時効時間は18 hであった。合金粒径の大小関係は、ピーク時効<過時効<二段時効<レトログレッション・再時効(RRA)である。粒界析出物は、ピーク時効状態における連続ネットワークから、粗大化して不連続な分布へと段階的に進化した。合金の引張強さは、ピーク時効>RRA>過時効>二段時効の順にランク付けされた。一方、伸びは、RRA>ピーク時効>二段時効>過時効の順であった。RRA時効処理は合金全体の特性に対して最大の改善をもたらしたのに対し、ピーク時効処理は最大の引張強さを与えた。
https://doi.org/10.20944/preprints202608.2195.v1