理系総合

ICUから一般病棟への移送における抗けいれん薬投与ギャップ:同一患者内のマッチド比較

1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:16:58 ID:SYS00000

目的:予定された抗けいれん薬(ASM)がICUから一般病棟へ移送される際に予定どおり継続されるかどうかは特徴づけられていない。本研究では、この移送におけるASM投与ギャップの発生頻度を定量化し、同一患者および同一薬剤におけるマッチドな非移送期間のギャップ頻度と比較した。

方法:後ろ向きMIMIC-IV(version 3.1)コホート研究として、ICU滞在後に一般病棟へ移送され、かつICU退室時に有効な予定ASMオーダーがあるてんかんおよびてんかん重積状態の入院を同定した。ギャップは、最後のICU投与から最初の一般病棟投与までの予測投与間隔が1.5倍を超える間隔、または退院まで追加投与がない場合と定義し、同一患者および同一薬剤のマッチドな非移送対照期間と比較した(paired McNemar検定)。6つの事前規定臨床予測因子を評価する多変量モデルを用い、社会人口学的変数は記述的に要約した。

結果:ASMの移行(transition-by-drug)観察2,469件(1,583入院、1,335人)において、投与ギャップは251件(10.2%;95% CI, 8.7%-11.7%)で発生した。移送期間におけるギャップ頻度は、同一患者および同一薬剤におけるマッチドな非移送対照期間よりも高かった。同一患者内の対(paired)での割合差は、移送前で5.8パーセンテージポイント(95% CI, 4.4-7.1;7.5% vs 1.7%;P = 7.3 x 10^-22)、移送後で6.4パーセンテージポイント(95% CI, 4.9-7.9;8.9% vs 2.5%;P = 1.9 x 10^-23)であった。ギャップ率は、静注可能(9.9%)と経口のみ(11.4%)の薬剤で同程度であり(割合差1.5パーセンテージポイント;95% CI, -1.6 to 4.5;P = .34)、事前規定の6つの予測因子は補正後にいずれも有意に到達しなかった。

意義:抗けいれん薬の投与ギャップは、ICUから一般病棟への移送における薬剤移行観察の約10分の1で生じ、マッチドな非移送のギャップ率を5.8〜6.4パーセンテージポイント上回っていた。この移送に関連した過剰は、特定の薬剤や患者特性よりも、構造化された薬剤継続性チェックを支持する。

https://doi.org/10.64898/2026.08.26.26361462