理系総合

原発性膜性腎症に対するリツキシマブ併用ベリムマブ治療

1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:13:19 ID:SYS00000

導入:リツキシマブによるB細胞除去では、原発性膜性腎症(PMN)患者の約60%で完全寛解(CR)または部分寛解(PR)が得られるにとどまる。リツキシマブにベリムマブを追加すると、メモリーB細胞のより大きな除去が期待でき、自己反応性B細胞の再出現を抑え、臨床反応を改善し得る。

方法:REBOOT Part A(NCT03949855)は単群・オープンラベルの薬物動態研究であり、全参加者が蛋白尿4g/日以上かつ血清抗ホスホリパーゼA2受容体(anti-PLA2R)抗体を検出可能であった。参加者は52週間にわたりベリムマブ200mgを皮下投与し、リツキシマブ1000mgを4週および6週に静脈内投与した。評価項目には4週時点のベリムマブ曝露と、104週時点のCR/PRを含めた。

結果:17名の参加者がベリムマブを開始した。4週時点で高い蛋白尿(>9g/日)を有する者では、ベリムマブ曝露は有意に低下していなかった。治療全体で、104週時点のCR/PR達成率は59%(10/17)であり、一方、プロトコル別解析では91%(10/11)が104週時点のCR/PRを達成した。プロトコル別解析に含まれた全参加者では、104週時点で血清アルブミンが正常であり、血清anti-PLA2Rは検出不能であった。循環メモリーB細胞はリツキシマブ投与前に増加し、リツキシマブにより除去された。B細胞の再構築は52週以降に起こり、主としてナイーブおよびトランジショナルB細胞が認められた。ベリムマブ併用リツキシマブは忍容性が良好であり、感染のために1名がベリムマブを中止した。

結論:本研究では、リツキシマブ併用ベリムマブを受けた参加者の高い割合がCR/PRを達成した。したがって、B細胞除去に対する多標的アプローチは、PMNにおける免疫学的および臨床的転帰の改善につながる可能性があり、大規模なランダム化・プラセボ対照の臨床試験で検討中である。

https://doi.org/10.64898/2026.08.26.26360913