理系総合

ホルモンが尿路感染に対する宿主防御へ与える影響を調べるためのiPSC由来尿路上皮オルガノイドの開発

1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:13:10 ID:SYS00000

反復性尿路感染は女性において重大な未充足の公衆衛生課題である。エストラジオールの局所投与は再発を減少させることが示されているが、女性の尿路に関するin vitroモデルは限られており、エストラジオールの効果の基盤となる機序は十分に解明されていない。本研究では、新規なiPSCオルガノイド分化プロトコルを提示し、多層のトランスウェルバリア培養モデルを確立するための適用を行う。エストラジオール処理により、自然免疫系の抗菌ペプチドおよびサイトカインの発現が低下するとともに、デマンノシル化経路の発現が増加した。トランスウェル培養において、女性ホルモンの組合せで処理すると、24時間の尿路病原性大腸菌(UPEC)による感染チャレンジとは独立して、内因性CXCL8シグナル伝達が低下した。筆者らの知る限り、本研究は尿路に関する最初のiPSCオルガノイド由来モデルであり、尿路上皮、ウロバイオーム、ホルモン環境の相互作用を調べるための基盤を提供する。

https://doi.org/10.64898/2026.08.29.747866