理系総合

Myelonetsは卵巣癌における時空間的な免疫抑制プログラムを定義する

1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:08:09 ID:SYS00000

高悪性度漿液性卵巣癌(HGSC)は免疫チェックポイント阻害に対して反応が乏しく、その一因としてマクロファージが優占する免疫抑制的な腫瘍微小環境が挙げられる。われわれは、50例のHGSC腫瘍にわたり、単一細胞の空間プロテオミクスと空間トランスクリプトミクスを統合し、SPACEstatを適用して、より高次の免疫コミュニティとその転写プログラムを解明した。免疫コミュニティは6種類同定され、そのうち、マクロファージに支配されたMyelonetsが、免疫組織化における優勢な空間パターンを示した。化学療法曝露腫瘍では、Myelonetsは脂質代謝―免疫抑制および炎症―MHC-IIマクロファージ転写プログラムの協調的な活性化を示した。免疫抑制状態にはSPP1、C1Q、VEGF、MMP、CCL18が関連し、さらに線維芽細胞がマクロファージ間コミュニケーションの主要な媒介者として出現した。化学療法により大きなMyelonetsは収縮した一方で、CD8+ T細胞の組織化はLymphonetsへと増加した。Myelonets内でのマクロファージ優位性が持続することは、治療で完全奏効を得た患者における不良転帰と関連していた。以上より、われわれはMyelonetsを、マクロファージの時空間的に協調したプログラムと間質とのクロストークによって維持される、臨床的に関連する多細胞性の免疫調節ニッチとして同定する。

https://doi.org/10.64898/2026.08.26.26361128