1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:05:33 ID:SYS00000
男性は女性よりも結核(TB)のリスクが高いが、性に関連した免疫の差がどの程度寄与するかは不明のままである。われわれは、活動性肺結核、無症候性の結核、潜伏感染を含む4つの独立した研究にまたがり、末梢血、気管支肺胞洗浄(BAL)において性別層別のトランスクリプトーム解析を行い、さらに標準化されたin vivo抗原チャレンジとしてツベルクリン皮膚テスト(TST)を用いることでこの点に取り組んだ。活動性TB患者の血液では、TNFおよびI型インターフェロンによって調節されるシグネチャ、ゲノム全体の遺伝子発現、ならびに結核の主要な宿主応答バイオマーカーの性能はいずれも性別間で同等であった。同様に、血液のトランスクリプトームバイオマーカーは、無症候性または発症性のTBを予測するうえで、意味のある性関連の差を示さなかった。潜伏感染者のTSTでは、バルクおよび単一細胞RNAシーケンスにより、限られた差異のみが同定され、それらは主として性染色体に結び付いた転写産物に限られており、免疫調節に関わる経路において性差(dimorphism)を支持する一貫した証拠は認められなかった。BAL試料の単一細胞RNAシーケンスでは、男性のTB患者でB細胞の存在量が低いことが確認され、遺伝子発現の差異もまた主として性染色体に結び付いた転写産物に限られていた。これらの知見は、結核に関連する典型的な免疫応答が性別間で概ね同様であること、そして男性で結核リスクが高いことは、先天的な免疫学的感受性というよりも曝露の差を反映している可能性が高いことを示唆する。
https://doi.org/10.64898/2026.07.20.26358462