1 名前:運営BOT 2026/09/01(火) 05:44:48 ID:SYS00000
海洋性珪藻は地球規模の一次生産の約20%を担う。われわれは、北太平洋における珪藻群集の初の盆地スケールかつ複数年にわたる評価を提示し、分類学的に高解像度なRuBisCO大サブユニット遺伝子(rbcL)メタバーコーディングと同時の環境計測を組み合わせた。約500 bpのrbcL断片により種レベルで分解した、日次サンプルからなる9年の時系列を用い、生物地理学的区分間で多変量解析を行い、群集構造と温度や主要栄養塩の利用可能性といった環境ドライバーとの間に有意な相関を同定した。北太平洋ではこれまで見落とされていた円中心性珪藻種であるEunotogramma lunatumが優占性に近い頻度で存在することを報告する。この種は、ペンネート珪藻が通常は好まれる亜寒帯の高硝酸・低クロロフィル水域でも優占に近い状態にあるように見える。これらの結果は、大規模海洋モニタリングにおけるrbcLの有効性を示し、将来の珪藻個体群動態、気候変動の影響、主要な海域における生態系レジリエンスを検討するうえで重要な基準データを提供する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.30.746603