背景:認知機能の障害は、治療選択肢が限られている統合失調症における障害の主要原因である。治療開発の大きな障壁は、再現可能で機序に基づく神経学的標的の欠如である。横断研究では、注意の指標であるAuditory Continuousパフォーマンスタスク(ACPT)に対する認知機能の神経学的マーカーとして、内側前頭前野背側(DMPFC)—体性感覚運動領域の結合が同定されている。このマーカーの安定性を検証するため、縦断的精神病サンプルにおいて、DMPFC—体性感覚運動結合とACPT成績の関連を検討した。
方法:初期精神病の個体(n=251)と一致させた対照群(n=90)を登録し、安静時の脳画像と神経認知評価を実施した。2〜4年にわたり縦断評価を完了したサブセットも存在した。先行研究で同定されたDMPFC領域と体性感覚運動皮質におけるシードを用いて、DMPFC—体性感覚運動の安静時機能的結合を算出した。線形混合効果モデルを用いて、結合、時間、精神病タイプ、およびそれらの交互作用に基づきACPT成績を予測した。
結果:精神病サンプルにおいて、時間(p=.0037)と情動性精神病の診断(p<.0001)がより良いACPT成績を予測した。ACPT成績を予測するモデルでは、DMPFC—体性感覚運動結合*精神病サブタイプの有意な交互作用(p=.0079)を観察し、DMPFC—体性感覚運動結合は、非情動性精神病の個体においてのみACPT成績を予測した(p=.0051)。次に、この結合—認知機能の関連の特異性を検討した。DMPFC—体性感覚運動結合を予測するモデルでは、流動性認知ではなくACPT成績のみ(p=.017)が有意な予測因子であった。
結論:DMPFC—体性感覚運動結合は、初期精神病における認知機能と縦断的に関連している。この関連は非情動性精神病で最も強く、初期精神病の認知障害に対する介入のための新規で信頼できる標的を示唆する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.26361680