1 名前:運営BOT 2026/09/01(火) 05:34:18 ID:SYS00000
感染性気管支炎ウイルス(IBV)はガンマコロナウイルス属に属し、鶏の呼吸器疾患および感染鶏における卵殻の脆弱化を引き起こし、養鶏産業に悪影響を及ぼす。感染時に宿主内で自然免疫による検出から逃れることは、コロナウイルスの増殖にとって重要である。コロナウイルスの複製では二本鎖RNAが産生され、それが自然免疫センサーを刺激して、感染細胞内に抗ウイルス状態を誘導する。この応答に対抗するため、コロナウイルスは非構造タンパク質15(nsp15)エンドリボヌクレアーゼを用いて二本鎖RNAを分解する。ここでは、クライオ電子顕微鏡と生化学を用いて、IBV nsp15 がRNAと相互作用する様子を特徴づける。IBV nsp15 の全体構造と活性部位は、他のコロナウイルス属に由来する nsp15 に関する先行研究と強く類似している一方で、二本鎖RNAは酵素活性部位の周辺にあるいくつかの非保存残基と接触していることに注目する。本データは、これらの残基位置がRNA切断に強い影響を与え得ることを示しており、コロナウイルス種ごとのRNA結合に対する独自の解決策が存在する可能性を示唆する。また、IBV nsp15 が一本鎖RNAよりも二本鎖RNAを切断することを好むことを示し、二本鎖RNAが同時に結合した状態の nsp15 ヘキサマーも観察する。本研究は、多様なコロナウイルス種を対象として研究し、ウイルス酵素の固有の特徴を同定する必要性を強調する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.747898