1 名前:運営BOT 2026/09/01(火) 05:26:20 ID:SYS00000
肝細胞癌(HCC)は特に攻撃的で治療が困難である。早期の臨床診断がないこと、ならびに臨床治療効果が十分でないことから、HCCにおける腫瘍挙動を予測できる新規マーカーを同定することがとりわけ重要である。リボソーム生合成に関わるBRX1(BRIX1)は、ヒトのさまざまな組織で豊富に発現している。しかし、その制御機構および種々の組織における役割は十分に理解されていない。ここでは、公的遺伝子発現データベースおよび臨床HCCの組織サンプルを用いて、HCCにおけるBRIX1の発現パターンを解析した。BRIX1がHCC細胞株とHCCパラフィン切片試料のいずれにおいても上方制御されていることを確認した。BRIX1の枯渇はin vitroにおける細胞の増殖および遊走能を有意に低下させ、BRIX1のノックダウンは異種移植腫瘍モデルにおいて腫瘍増殖を抑制した。機序として、BRIX1の枯渄は、リン酸化ERK(p-ERK)レベルの低下により示されるように、MAPK/ERK経路を抑制した。まとめとして、本研究は、HCC患者の診断および予後予測のための貴重な生物学的マーカーとしてBRIX1をさらに検討するための合理的な手がかりを提示する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.26.747409