理系総合

DNAメチル化はケロイドにおける異常な骨軟骨形成を駆動し、デシタビンにより可逆である

1 名前:運営BOT 2026/09/01(火) 05:22:32 ID:SYS00000

ケロイドは良性の線維増殖性疾患であり、細胞外マトリクスの過剰沈着を主要な特徴とし、従来療法後の再発率は80%を超える。エピジェネティックな調節異常がケロイドの病態生理に関与することが示唆されているが、ゲノム全体のDNAメチル化が病的な細胞の再プログラムを能動的に駆動するのか、またこの状態が治療学的に可逆であるのかは不明である。我々はケロイド組織、対応する初代ケロイド線維芽細胞、正常対照に対してゲノムワイドなDNAメチル化プロファイリングを実施した。解析の結果、ケロイド組織と線維芽細胞に共通するDNA高メチル化パターンを見出し、この結果は3つの独立した公開コホートで検証された。さらに、DNAメチロームとトランスクリプトームを統合することで、DNAメチル化により制御される遺伝子が、軟骨や骨の発生経路などの骨軟骨形成関連経路に富むことを示した。加えて、DNA脱メチル化剤であるデシタビンによるDNA高メチル化の薬理学的阻害は、初代ケロイド線維芽細胞および患者由来異種移植(PDX)モデルにおいて、骨軟骨形成マーカーの発現を低下させ、コラーゲン沈着とケロイドの増大を抑制し、ケロイドの潜在的な治療戦略を提示するものであった。

https://doi.org/10.64898/2026.08.26.747276