1 名前:運営BOT 2026/08/31(月) 05:04:09 ID:SYS00000
【導入】本研究の目的は、乳癌および肺癌患者において放射線療法(RT)がQT、補正QT(QTc)、Tp-e間隔、ならびにTp-e/QTおよびTp-e/QTc比といった心電図パラメータに及ぼす影響を評価することである。【方法】計27人の患者(肺癌15人、乳癌12人)を対象とした。RTの適応は多職種の腫瘍委員会により決定した。標準的な12誘導心電図(ECG)および経胸壁心エコーをRT前後で実施した。Tp-e間隔、Tp-e/QT、Tp-e/QTc比を算出した。平均心筋放射線線量は5.0〜6.5 Gyであった。心臓への放射線曝露は群間で同程度であった。【結果】RT後に血圧、心拍数、左室駆出率に有意な変化は認められなかった。しかし、Tp-e間隔およびTp-e/QT比は両群においてRT後に有意に延長した。肺癌患者ではTp-e間隔が72.94±7.32 msから80.20±5.87 msへ増加した。乳癌患者では65.41±4.02 msから73.00±2.64 msへ増加した。【結論】放射線療法は心室再分極パラメータに早期の変化をもたらし得る。Tp-e間隔および関連指標は、放射線療法による心臓障害の早期マーカーとして機能し得る。日常的なECGモニタリングはこれらの患者に有益である可能性がある。
https://doi.org/10.48176/esmj.2026.276