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遺伝するDNA損傷が線虫<i>C. elegans</i>における多対立変異を生み出す

1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:20:03 ID:SYS00000

外因性および内因性の変異原は、嵩高い付加体、化学的修飾、一本鎖または二本鎖切断を含む多種多様なDNA損傷を生成する。「損傷の分離(lesion segregation)」と呼ばれる現象として、損傷が修復を免れて複数回の細胞分裂にわたり持続することが、近年、腫瘍およびそれぞれマウスやヒトの健常な体細胞で記録されている。持続する損傷は、エラーベースの複製を複数回行う際の鋳型として機能することで、多対立バリアント(MAVs)を生み出す。アルキル化剤で処理した系統の子孫における、変異した部位のごく一部(約0.2%)でMAVの頑健な証拠を観察した。これは、大規模な線虫<i>C. elegans</i>の変異原実験データを再解析した結果である。これらの配列データは、単一のF1動物の子孫に由来しており、そのF1動物自体が変異原処理を受けたP0の子孫である。したがって、すべての変異は二対立であるはずだ。多対立の変異が存在するということは、いくつかのDNA損傷がF1の接合子へ伝達され、修復を免れて、胚発生の間にエラーベースのポリメラーゼによって反復的にバイパスされることを示唆する。MAVの頻度からは見積もられるよりもはるかに多くの損傷が遺伝している可能性があり、さらに二対立の変異の大部分も、遺伝した損傷によって引き起こされている可能性がある。本研究の結果は、DNA損傷が線虫<i>C. elegans</i>における変異原性に対する耐久的な、世代をまたいだ鋳型として機能することを示している。早期胚での損傷の分離が、ヒトにおけるモザイク性および遺伝的多様性の一因となっている可能性があると推測される。

https://doi.org/10.64898/2026.08.26.747097