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サンゴリリーフ・アシストプラグ:着床・飼育・迅速な移植に内蔵ミクロリフジアを備えた新規デバイス

1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:19:53 ID:SYS00000

性のあるサンゴの増殖は、サンゴ移植やサ礁(サンゴ礁)再生のために多数のサンゴを生産できる新たな手法である。無性増殖とは対照的に、性のある増殖は遺伝型の多様性を高め、サンゴの耐熱性やその他の望ましい形質を強化するための選抜育種にも利用できる。だが、意味のある生態学的スケールでの実装は、幼生期における高い死亡率、育成施設に伴う高コスト、労働集約的な移植手法によって妨げられている。これらの課題を克服するため、我々はCoralAssist Plug(CAP)を開発した。CAPは、性のある増殖によって得たサンゴを大量かつ迅速、低コストで移植し、移植後生残率を最大化することを目的としたセラミック製デバイスである。CAPは、3つの重要な機能的特徴を組み合わせる。1)幼サンゴを捕食(藻食など)から守る内蔵ミクロリフジア、2)比較的小さなサイズ(3)1×1 cm)で、サンゴの生残率を損なうことなく扱いやすく効率的に積み重ね可能、3)中央に設けた孔により取り扱いと固定(付着)が容易になる。CAPはAcropora aff. digitiferaを用いて着床させ、施設外( ex situ )の飼育を1〜6か月行った後に礁のリーフクレストへ移植した。3名のダイビングチームにより、浅い水深での1回の90分ダイブにおいて約120個のCAPを移植できた(1CAPあたり、1人あたり2分強)。飼育期間を6か月へ延長すると、移植後4年時点で36%の回収率(すなわち、生残するサンゴがあるデバイスの割合)を達成できた。飼育期間を1か月に短縮すると、移植後3年時点で24%の回収率を得ることができた。ミクロリフジアは移植後生残率を大きく高め、ミクロリフジアを含まないデバイスと比べて移植後4年時点で回収率を11%増加させた。成体サイズに達した移植サンゴは自己付着し、移植後4年で生殖成熟に至っていた。これらの結果は、CAPが、選抜育種などの「補助的進化(アシステッド・エボリューション)」手法に対して明確な適用可能性をもつ形で、性のある増殖によって得たサンゴを自然個体群へ効率的に導入することにより、礁の再生において重要な役割を果たし得ることを示唆している。

https://doi.org/10.64898/2026.08.27.747290