1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:17:13 ID:SYS00000
Trichodesmiumは栄養制限された熱帯・亜熱帯の海における主要な窒素固定生物であり、新たな窒素の最大50%に寄与して一次生産を駆動する。Trichodesmiumの糸状体はしばしばコロニーとして集合し、多様な微生物群集を宿して、その活性や生理に影響し得る。しかし、群集構造を形作る要因は不明である。そこで本研究では、亜熱帯および熱帯大西洋から採取したTrichodesmiumコロニーのメタゲノム解析を行い、Trichodesmiumの多様性と存在量がエピバイオント群集の組成にどのように影響するかを調べた。Trichodesmiumコロニー由来の従属栄養性メタゲノム組立ゲノムおよび主要なTrichodesmiumサブクレードに特異的な遺伝子を用い、北大西洋、熱帯南太平洋西部、紅海から得たTrichodesmiumメタゲノムに対してリードをマッピングした。Trichodesmiumサブクレードの分布パターンと、それに富む従属栄養菌を扱う本グローバル調査により、大洋間を通じてTrichodesmiumサブクレードに特異的な独自のコア・ミクロバイオームが存在することを見いだした。富化した従属栄養菌のゲノム特性は、コロニーに一貫して関連する、ゲノムサイズが小さく増殖が遅いコミュニティを明らかにした。本研究は、Trichodesmiumの遺伝型がエピバイオント群集構造に影響し、ミクロバイオーム形成に決定論的過程が関与する可能性を示唆する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.28.744692