1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:16:03 ID:SYS00000
シナプスの精密な形成は神経系の正しい配線と機能を保証する。特異的なシナプス形成は、前シナプス細胞と後シナプス細胞を結びつけるシナプス接着分子によって制御される。この中心的役割にもかかわらず、接着分子が細胞内でどのように組織化しシグナル伝達して中核となるシナプス構造を構築するのかについての詳細は限られている。ここでは、有性線虫C. elegansにおけるSYG-1シナプス接着分子の細胞質テールに複数のチロシンリン酸化部位が存在し、それらが前シナプス形成の開始に臨界的であることを同定する。SRC-1およびSRC-2のチロシンキナーゼがSYG-1のリン酸化を冗長的に担い、それゆえ前シナプスの組み立てに必須であることを明らかにする。リン酸化されたSYG-1の集団は、より大きなSYG-1プール内でクラスターとして局在し、これらのクラスターが前シナプス活性帯組み立ての部位を示す。SH2ドメインアダプターとWSP-1を用いてin vitroでSYG-1クラスターを再構成すると、動的な生体分子凝縮体形成システムが明らかになる。リン酸化チロシンのアダプターと凝縮体形成をin vivoで阻害すると、SYG-1クラスターの喪失、前シナプス形成の障害、神経伝達の低下が生じる。以上より、シナプス接着分子のサブポピュレーションのリン酸化が、それらを凝縮体ベースのクラスターへと活性化・組織化して前シナプス形成を開始すると結論する。
https://doi.org/10.64898/2026.08.25.747070