非慣用的T細胞は、主要組織適合性複合体(MHC)タンパク質以外の分子によって提示される非ペプチド抗原を認識する。非慣用的T細胞のうち、CD1d-リピド複合体を認識するナチュラルキラーT(NKT)細胞、MR1-代謝産物複合体を認識する粘膜関連不変性T(MAIT)細胞、ならびにγδ T細胞は、徹底的に研究されている。CD1bは、比較的よく研究されていないT細胞サブセットに対して自己および結核菌由来のリピドを提示する。MAIT細胞やI型NKT細胞と同様に、CD1b特異的細胞にも保存されたTCRを持つサブポピュレーションが含まれる。ほぼ単型の抗原提示分子を認識することに起因して、CD1b特異的T細胞は、MAIT、I型NKT、ならびにγδ T細胞と同様の先天性様特徴を共有している可能性がある。末梢血中での頻度が低いため、CD1a、CD1b、CD1c特異的T細胞はin vitroで増幅したクローンとして主に研究されてきた。その結果、nativeのex vivo免疫表現型に関する基本情報でさえ欠けている。ここでは、CD1bによって提示される結核菌のマイコリピッドを認識する2つのT細胞集団をex vivoで分取し、転写プロファイルを行い、従来型のCD4およびCD8 T細胞、γδ T細胞、NK細胞、MAIT細胞、NKT細胞と比較する。invariantなTCRを発現するCD4+、CD1b-GMM特異的におけるgermline encodedマイコリル反応性(GEM)T細胞、ならびに多様なTCRを発現するCD1b-GMM特異的T細胞の両方が、γδ、MAIT、ならびにI型NKT細胞という先天性様のT細胞集団よりも従来型T細胞に転写学的に近いことを示す。したがって、多型性のない抗原提示分子を認識するにもかかわらず、CD1b特異的T細胞は先天性様ではなく適応的な転写特徴を示す。
https://doi.org/10.64898/2026.08.25.747105