理系総合

心拍関連の身体処理は自己に関連した自発思考における遷移パターンを形作る

1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:10:06 ID:SYS00000

自発的な思考は時間とともに変化するが、その変化を支える瞬間ごとの要因は十分に理解されていない。本研究では、明示的な気づきの外側で主に働く心拍関連の身体処理が、進行中の思考の組織化と関連しているかどうかを検討した。40名の成人が、聴覚注意課題を遂行し、検出されたRピークの直後200 msに聴覚イベントが提示される条件(同期条件)と、進行中の心臓タイミングとは独立して提示される条件(非同期条件)のいずれかで、思考プローブを間欠的に行った。両条件において、ときおり提示の省略があった。このパラダイムでの心拍同期的な省略は、心拍減速を誘発し、心拍誘発電位(HEP)を調節することが示されている。心拍カウント課題(HCT)の成績は、心臓の内受容的精度に関連する行動指標として用いられた。結果は、HCTの得点が高いほど、同期条件と非同期条件の間でのシフトがより強くなり、自己関連的であり、課題/自己非関連的な思考が減少する方向へ向かうことを示した。HEPは複数の思考群にわたって同期に関連した負のシフトを示したが、この条件効果の大きさは思考群間で確実に異ならなかった。全体としての思考群の分布は条件間で類似していた一方、遷移分析では、同期条件において、内受容刺激に依存した思考が、課題遂行中の思考と自己関連的な思考の双方へ結びつく遷移がより頻繁に生じる傾向が示された。これらの知見は、特に心臓の内受容的精度が高い個人において、心拍関連の身体処理が自発思考の組織化に影響しうることを示唆する。したがって、身体信号は、思考の流れに対する自動的な制約として働き、時間の経過に伴ってどの思考内容や遷移がより起こりやすくなるかを偏らせる可能性がある。

https://doi.org/10.64898/2026.08.25.747022