理系総合

パーキンソン病における視床下核ベータパワーの擬似単極センシングは最適DBS接点の予測に役立つ

1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:09:25 ID:SYS00000

背景:視床下核(STN)の深部脳刺激(DBS)はパーキンソン病(PD)の有効な治療であるが、最適刺激接点の同定は時間を要する。局所電位(LFP)由来のベータ帯域活動(13-35 Hz)は運動症状と相関し、ドーパミン作動薬治療によって減弱され、またDBSはそのプログラミング・バイオマーカーとしての役割を支持する。最近導入されたMedtronic PerceptTM神経刺激装置のElectrode Identifier(EI)機能は、ベータに基づく接点選択を促進し得る。目的:EIを用いて得られる擬似単極STNベータパワーが最適刺激接点を予測できるかを評価し、再構成した双極記録およびMPRとその性能を比較する。方法:69人の患者でEIおよびElectrode Survey(ES)を用いてLFPを記録した。予測精度は事前に定義したランキング規則で評価し、臨床的に選択された接点と比較した。EI、ES、MPR間の一致を評価した。運動アウトカムはMDS-UPDRS-IIIで評価した。結果:EIは、臨床的に選択された接点を偶然以上で予測した(TOP1:45%、p = 0.010;TOP2-80:57%、p = <0.001)。一方、ESは、より包括的な選択基準の下でのみ偶然以上を示した(TOP1:38%、p = 0.073;TOP2-80:55%、p = 0.0021)。精度は方法間で差がなかった(TOP1:p = 0.720;TOP2-80:p = 1.000)。EIはMPRとの一致が最も高く、腹側接点を選択する傾向を示した。いずれの方法も運動アウトカムを予測しなかったが、EIで一致した接点では改善がより大きい傾向がみられた。技術的制約により、EI記録の3分の1が除外された。結論:擬似単極STNベータパワーはDBS接点選択に臨床的に関連する情報を提供し、双極アプローチと同等の性能を示す。臨床導入のためにはさらなる改善が必要である。

https://doi.org/10.64898/2026.08.25.26361305