理系総合

手足の感覚運動リマッピング後における視触覚の近接刺激処理に伴う神経変化

1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:08:02 ID:SYS00000

環境との相互作用は、脳が感覚イベントの起こりやすい位置を予測できるような、安定した空間的規則性に従う。このような予期は、行動が繰り返し異なった感覚結果を生み出す場合には適応し得るが、行動によって学習された空間的規則性が、行動の非存在下でその後の感覚処理に影響するかどうかは不明である。参加者は、右手の操作が同側の足(n=23)または対側の足(n=23)への触覚フィードバックを生むような、仮想現実(VR)における感覚運動リマッピング訓練を受けた。フィードバックは、手の物体接触と同期していた(信頼できる行動-感覚の対応関係を確立する)か、非同期であった(時間的な因果関係の一貫性がないものの同等の触覚曝露を与える)。訓練の前後で、脳波(EEG)を、視触覚の近接(looming)課題中に記録した。この課題では、参加者は受動的に、手へ近づく物体を観察しつつ、触覚刺激は手へ(予期)またはときに足へ(非予期)与えられた。学習された手から足への規則性がこれらの事象のその後の処理に影響するかどうかを調べるために、不一致陰性(MMN)とP300を解析した。同期訓練の後では、手刺激に対するP300反応が選択的に増加し、行動文脈の外で手関連事象のその後の処理が変化したことを示した。これに対して、足刺激に対するMMNまたはP300反応は同期訓練と非同期訓練の間で差が見られず、新たに学習された空間対応の直接的な転移を支持する証拠は得られなかった。基準値と比べると、足関連の反応はその代わりに、随伴性に依存しない変化を示し、より一般的な曝露に関連した適応と整合的であった。以上より、行動によって学習された空間的規則性は、それが獲得された状況の外でもその後の感覚処理に影響し得ることが示される一方で、能動的相互作用と受動的相互作用にまたがる一般化には制約があることが明らかになった。

https://doi.org/10.64898/2026.08.25.746992